『蟹工船』とかと同じ頃に書かれていた『トンネルを掘る話』(有馬宏)とかそういう話
あの頃の冊子とかを見ていると、トンネルやら井戸やらを掘るだけの話がたくさんあるんです。ツルハシを新兵器ダイナマイトに持ち替えて、発破をかけて穴開けるぜみたいな話がカタルシスいっぱいに語られてる。当時は最新だったわけですよ、土木技術が。
- 有馬 宏著 『トンネルを掘る話(「小国民のために」シリーズ)』 岩波書店 昭和16年発行
- http://library.jsce.or.jp/Image_DB/s_book/jsce100/pdf/29964/29964_00.pdf
この本は私が書きましたがその内容は沢山の人の知識と経験のたまものであります。殊に丹那トンネルの工事に永い間一緒に従った仲間のことを是非書いておかなければなりません。
その仲間が集ってみんなで作った「丹那トンネルの話」という本があります。
『丹那トンネルの話』鉄道省熱海建設事務所 鉄道省熱海建設事務所(編)(1933/12)
『丹那隧道工事誌』 鉄道省熱海建設事務所 鉄道省熱海建設事務所(編)(1936/03)
『丹那隧道工事誌渇水編』 鉄道省熱海建設事務所 鉄道省熱海建設事務所(編)(1936/03)
『闇を裂く道(上・下)』とは別に「文庫版」が1990年7月に共に文藝春秋からでている。 吉村昭(著)(1987/06) ISBN 4163097201(上)ISBN 4163097309(下)